仕入(費用)とは商品を購入すること、売上(収益)とは商品を売ることです。
お寿司屋さんに例えると、漁業市場でネタになる魚(商品となるもの)を買うことを仕入、お店でお寿司を提供し代金を貰うことを売上ですね!
仕入に関して注意していただきたいのは、商品以外を購入したときは仕入とはならないことです。
例えば、お店で使う冷蔵庫や椅子、テーブルなどを購入した際は仕入ではなく備品(資産)という勘定科目になります。
売上に関しての注意点は、仕入の金額ではなく売値の金額で処理することです。
100円で仕入れていたお魚を150円で売り上げ、代金は現金で受け取った。という場合は150円で仕訳をしてください。結局のところ、現金は150円増えた仕訳になるので相手科目の売上も同じ150円にならないとおかしくなってしまいますね!
では仕入の例題を見てみましょう。
商品200円を仕入れ、代金は現金で支払った。
(仕入) 200 (現金) 200
仕入れを行った→費用が増えた→ホームポジションの借方
(現金は資産で、減っているので貸方)
返品する場合もあります。単純に逆にすればいい(逆仕訳)だけです。
仕入れた商品200円のうち、不良品のため50円返品し現金で受け取った。
(現金) 50 (仕入) 50
仕入れた商品を返品した→仕入が減った→ホームポジションと逆の貸方
動きがあったのは50円だけです。200円に惑わされないように注意しましょう。
次に売上の例題を見てみましょう。
商品390円を売り上げ、代金は現金で受け取った。
(現金) 390 (売上) 390
商品を売り上げた→売上が増えた→ホームポジションの貸方
(現金は資産で、増えたので借方)
こちらも仕入と同様、返品されることがあります。
売り上げた商品390円のうち、不良品のため90円の商品が返品され現金を支払った。
(売上) 90 (現金) 90
売り上げた商品が返品された→売上が減った→ホームポジションと逆の貸方
こちらも動きがあったのは90円だけですので気を付けましょう。
冒頭に書いた注意点はしっかりおさえておきましょう。
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