商品を売り上げた際、発送料が掛かる場合があります。問題文に運賃や送料などのワードが出てきたら発送費として処理します。また、運賃などの費用を諸掛りといいます。
ただ、仕入れで運賃が発生した場合は発送費は使わず、仕入れの金額に含めて処理しますので間違えないようにしましょう。
発送費は仕方ない出費ですので費用ですね。費が付くので費用、が覚えやすいですね!
さっそく例題にいきましょう。
商品100円を販売し、代金は掛けとした。なお、送料50円を現金で支払った。
(売掛金) 100 (売上) 100
(発送費) 50 (現金) 50
(発送費) 50 (現金) 50
商品を販売して送料を支払った→売り上げによる送料→
発送費を使う→ホームポジションの借方
(販売→売上、販売に対する掛け→売掛金)
仕入れで送料の例題です。
商品100円を掛けで仕入れ、送料30円は現金で支払った。
(仕入) 130 (買掛金) 100
(現金) 30
商品を仕入れて送料を支払った→仕入れによる送料→仕入に含める
(仕入れに対する掛け→買掛金)
基本的に送料負担は、問題文に指示がなければ自社になります。相手負担の場合もありますのでそのときは立替金(資産)という勘定科目で処理します。
〇社は△社から商品100円を仕入れ、代金は掛けとした。なお、△社負担の送料200円は、現金で立替払いした。
(仕入) 100 (買掛金) 100
(立替金) 200 (現金) 200
立替払いした→立替金→ホームポジションの借方
(仕入れに対する掛け→買掛金)
仕入と売上で送料の処理の仕方が変わるので気をつけましょう。
また、勘定科目が3つ以上出てくるパターンが増えてきてますので、借方と貸方、金額を間違えないようにしっかり確認していきましょう。
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